アメリカMLBの多くのスーパースターが愛用するウィルソン社製グローブって、なんと!鹿児島県阿久根市にあるグローブメーカーの職人さんの手によって作られているって知ってました?
選手一人ひとりの細やかな要望に合わせて、一つひとつ丁寧につくるって素敵ですよね。
ものづくりをなりわいにする筆者としては、とても憧れるスタイルです。
一方で、弊社の所在地である富山県南砺市もまた、実は多くのプロ野球選手の細やかな要望に合わせたバットを一本一本丁寧に作っている、なんと木製バット生産量日本一の町なのです。
そう!両市はともに、正に世界に冠たるものづくりの聖地なんですね。
先日鹿児島へ出かけた時のこと。
日頃から筆者がまちづくり的な活動において交流いただいている阿久根のみなさんとの会話で「お互いのふるさと自慢をかけて、交流野球大会やろう⁉︎」ってことになりました。
その時は冗談半分みたいな話しだったと記憶してますが、多くの方に協力いただき、なんとチラシの通り本当に開催することになりました!
以下開催趣意書より抜粋してご紹介させていただきます。
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「バットの町」南砺市と「グローブの町」阿久根市の友好と地域の主体性向上推進に向けた野球大会開催趣意書
『東日本大震災の直後、震災復興の意味を深く考え、地域からの日本再生プランを目指して、その取り組みに先駆けて開催された第4回ローカルサミット開催地の南砺市と、そこから発信された様々な構想をさらに具体化する活動を目指し「未来に引き継ぐ社会の姿をローカルからデザインする」をテーマに掲げて開催された第5回ローカルサミット開催地の阿久根市は、それぞれバットの生産日本一、また、世界に誇るグローブ産地です。両市は共に市長をはじめ、市民同志の交流も盛んであり、現在相互扶助(講)の関係を築きつつあります。そうした交流を今後一層深めて、さらに他の地域にも向けて、市民の主体的な参画による交流の輪を広げていく契機となる取り組みとして、先ずは野球道具の生産地である両市間での交流野球大会を開催いたします。
南砺市は富山県の南西部に位置し、市域の7割に山林を有する豊かな森林資源と、散居の里が育む四季折々の農作物に恵まれた地域です。阿久根市は鹿児島県の北西部に位置し、阿久根港を中心に古くから海陸交通の要衝として栄え、東シナ海に面した沿岸に広がる市域は、温暖な気候を利用した農業や豊かな海産物に恵まれた地域です。そうした個性溢れる地域が手をつなぎ、さらに魅力的で自立的であることが、安心して暮らせる豊かな未来社会の構築には不可欠です。
今後地域間の直接的なふれあいの場を通して、人と人、地域と地域の関係性を深めることは、お互いの視野を広め、その価値を再発見し、刺激し合い、さらに全国各地域との交流を生み、結果的に自分たちのまちづくりや、自分たちが暮らす場所の価値を一層高めることにつながると信じます。』