六地蔵堂建替え工事

小さいけれど、１年でも永くこの場所に建っていて欲しいから。

よく吟味した木材は総ケヤキ造り、

構造は全て複雑な木組みの伝統軸組で金物補強はありません。

美しくなくてはならないとは思うけど、派手さを競う必要はないと思うんですよね。

お地蔵さんをお守りするための建物だから、信仰の心を繋いで行くための建物だから、

風雪に耐えてたくましく立ち続けていてほしいのです。

何かと競って造っている訳ではないけれど、

もし大工として競うことがあったなら、100年後に解体修理された時、その時代の人との知恵くらべだね。