佐々木寺社建築

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石井富山県知事にお目にかかれました。

富山県知事と車座になって懇談する「県政ふれあいトーク」に参加させていただいた。
富山県庁からの突然の出席依頼に、ちょっとだけ躊躇したけど、いち民間人としては滅多に逢えない機会なので、快諾した。
テーマは、地域資源を活用した産業活性化について、とのこと。
ふむ、これは難しいなぁ…。
当日会場には20名ほどの方々が集まっていらした。(県職員も合わせると40人くらい?)
開会早々から、順次1人2分の持ち時間で県政に対しての要望等、それぞれのフィールドで解決したいインフラ整備や仕組み作りについて、具体的に述べられる。
即座に一問一答で、知事が要望についての具体的対応策について述べられる。
あ、そうか…、そういう事だったのねぇ〜。
事情を理解したのが遅すぎて、不覚にも知事に直談判できる絶好のチャンスをみすみす逃してしまったのだ。
確かに事前に県庁から、当日話される要望等について、内容を提出してくださいって書面が届いていたんだよね。
陳情するための会合だなんて思ってないから、「人材育成について」とあまりにもざっくりと回答しておいた。
その場で自由にディスカッションする感じかなぁ?って思っていたので、何も考えていないし参ったなぁ〜…、って思いつつ、いよいよ順番が回ってきた。(汗)
短い時間でフルに頭をまわしてみたけど、まぁ簡単に思いつくもんじゃないよね。焦るし…。
もっとも、自分の目の前にある問題解決を行政に委ねる、という考えが日頃からない筆者には、改めて陳情したいこともないんだけどね。

それにしても、2分じゃ何も話せんなぁ…、と思いながら、地域資源って、やっぱり人だよね。
産業活性化っていうと、急激に進化するテクノロジーといかに共存するか?効率優先や合理化に意識も偏りがちになるところだけれども、敢えて非効率的な話を。
例えば、筆者が取り組んでいる建築って仕事について、建築って国や地域の文化を総合的かつ具体的に証明するものだと思っているんですけどね。
文化という元々実体のないものを、人間が手足を動かして実体に変えていく、そうした手仕事のカタチと過程にこそ、根気よく時間とお金を注ぎつずける事の重要性と、そうした環境で人を育てていかなければ、数十年、数百年の未来創造は不可能、という話を駆け足でさせていただいた。

とても案件として扱えない、掴みどころのない話だったかもしれないけれど、そこに知事が応えてくださった、知事ご自身の、知事というお仕事に対する思いを、真摯にお話くださった内容に感激しました。
畏れ多いことです。

後から聞いたら、10分以上話してたよ〜、って。
話したことを全てここに書くのは無理なので、機会があれば一杯飲みながら話しましょうね〜。

 

石井県知事と

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